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ハサミの知識

カットの切断面

上の写真はカット後の毛の断面写真です。

刃角度45度

(一般的に45度が標準なので実験用としてその角度で研ぎましました。)

左から

研ぎたて、

研ぎから6か月後

研ぎから1年後

(当店の研ぎで1日平均20人カット)

刃が消耗していく様子がわかります。

6か月後まではまだかろうじて切れていると言えます。

1年後は裂いている状態です。

他店の研ぎの検証では平均、

6か月後の状態が2~3か月後

1年後の状態が6~8か月後

で、当店の研ぎに比べて摩耗が早かったです。

表刃の研磨のみや裏刃をきちんと研磨できていないと、

1年後の写真の状態が早くきます。

これを見るとどれくらいで研ぎをした方が良いかの目安になると思います。

仕事量がかなり多い方は2か月をめどにしたら快適に良い仕事ができると思います。

一般的に3~6か月で1度の研ぎをする方が多いですが、

快適に仕事をするという意味では

2~3か月に1度の研ぎが快適に仕事をする事ができると思います。

あくまでも、快適さを求めたものなので、

6か月でも1年でも良いと思います。

ただ、枝毛になりやすいですね。

多くのお客様がご意見で2~3月後でも当店の刃は良く切れると言ってくださいます。

研ぎはやりすぎたら良くないと思っている方がいますが、

研磨量の多い研ぎ方をした場合です。

当店は最小限の研磨でいたしておりますので

安心してご利用ください。

当店では、永切れ重視や切れ味重視などリクエストができますので

技術様のご都合や使い方によってご注文ください。

セニングに関しては特に枝毛になりやすいです。

セニングは2枚の刃で切るわけではありません。

1本の刃と、1本のまな板で切ります。

ですので注意が必要です。

カットしている最中に白い粉みたいなものが出た場合には

枝毛を作ってるって感じになってしまいますので、注意です。

セニングはお気に入りの1本でカットする方が多い為、

使用頻度が高くなり

1本の刃と、1本のまな板での為(櫛刃は研磨出来ない為、セニングの種類で説明

同じ時期に研ぎに出したのに切りやむのが早いと思うのです。

これを少しでも改善させる方法として、セーム革でカエリ刃を元の位置へ戻す。

そうする事で、切れは復活します。

ただし、正しい表刃と裏刃の刃付けがされている場合のみが有効になります。

当店の特注セーム革は破れづらいので、

強くカエリ刃をかえしても、

セーム革が破れづらくて好評です。

ぜひ、1枚持っておいてください。

活躍します!

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