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ハサミ講座
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スキバサミ

・無駄なカラハサミ等による開閉はハサミの寿命を縮めるので避けたほうが良いです。

・髪の毛以外は切らない(当たり前ですが、ハサミは繊細です。刃こぼれの原因となります。)

・濡れたまま放置はサビの原因となります。長期使用しない時は油をたっぷり塗りましょう。

・押切はハサミ本来の形状を変形させたり、刃を摩耗させてしまう為 しない方が良いです。

 しかし、これはほとんどの人がクセで無意識にやってしまいます。

 

改善方法として ☜

セニングの使用方法

セニング(毛量調整・毛先調整、そぐ・少なくするという意味)

 

セニングシザーズって、正刃と逆刃とありますよね。

これなぜかわかりますか?

美容師さんは正刃、理容師さんは逆刃を使う方が多いですよね。

これは、切り方に回答があります。

美容師さんは髪の毛を手に挟んで切りますよね。

理容師さんは櫛と連動して切る方が多いですね。

セニングシザーズの棒刃(櫛みたいになっていない方の真っすぐの刃の方)と

櫛刃(櫛のようになってい刃の方)の方とよく考えて使って見てください。

引っかかたり、ヌケが悪いのは棒刃に髪の毛が引っかかるからです。

次、カットする時考えながらしてみてください!

櫛刃のミネ側へ髪の毛をヌク感じが一番ヌケが良いです

(スキバサミを上に抜いた場合と下に抜いた場合の違いを感じてください。)

もう1点 ハサミを閉じた時に棒刃と櫛刃の隙間がどれだけ空いているか

棒刃が変に研磨されていると 

ここが狭くなります。

 

あとは、ハサミの角度を気を付けて考えてください。

どれだけ毛に水分を含んでいるかも大切です。

それでも、切れが悪かったり引っかかる時は刃の摩耗のせいの可能性が高くなりますので、

はさみ研匠へ研ぎ依頼を… 

セニングシザーズで活用できる事は、切り方の角度(毛の断面)を考えて切ると、それだけで外ハネや内巻にしやすくできます。毛の断面を斜めにするわけです。ハサミを入れる角度によって!

カットシザーズの使い分け

ハサミ種類 

ブラント→真っすぐに切る直線的なレギュラーカット

スライド→刃線が笹刃の物で毛を逃がしながら切るカット

チョップ→ハサミを立てて毛先をバラバラにするカット

ストローク、エフェクト→毛の毛量を調整しながら毛の中や毛先など動きをつけて切るカット 

指間刈→ブラントカットと似た感じで、たくさんの毛を一気に切る

あら刈り→大雑把な形を作るベースカット

刈り上げ→櫛とハサミを連動させてグラデーションを作るカット

仕上げ刈り→あら刈り、刈上げ終了後、最終的にキレイな面を作るカット

ジカバサミ→仕上げからの最終的な調整、サシゲや角をとり余分な毛を切りキレイな面を作るカット

 

ブラントカット、ストローク、刈上げ・・・

種類別にハサミを使い分ける方がほとんどですね。

ブラントカットは刃が真っすぐ(直刃)

もしくは刃先がやや丸くなっている物(柳刃)が良いです。

5~5.5インチが使いやすく良く切れる。

ストローク、スライドなど髪の毛を逃がしながら切っていく物は

刃が丸みを帯びている物(笹刃系)が良いです。

刈上げは6.5インチ以上のハサミが安定して使いやすいです。

直刃は毛が逃げずにサクサク切れます。

柳刃は優しい感じに切れます。

7.5インチ以上になるとジカハサミで使う以外は逆に使いづらくなります。

結局、頭は丸いですから・・・

ハサミによって使いやすい長さと個人の手の大きさもありますので、

自分の手にあった物を選ぶのがベストかな・・・ 

特殊なハサミより普通のハサミが結局残ります。

ハサミ選びは本当に難しいですね。

でも、どんなに良いハサミでも刃付けが悪ければ何の価値もありません。

お手入れをきちんとして定期的研ぎにだせば、

4~5万円のハサミでも十分に威力を発揮します。

高いハサミは使っている鋼材が良いので手入れをすれば更に良いハサミになります。

ステータスも上がりますね! 

カットシザーズでよくやる事。

引き切りですね。引き切りは日本料理の職人さんが包丁で引き切りを使います。

これによく似ています。

これも毛の断面の問題です。

引き切りをする人は切断面が優しい感じに仕上がります。

あえて、自分から毛を少し逃がす事によりカットした時の手にかかる衝撃が軽減され、

毛が多くて剛毛な人には最適なカット方法と思われます。

簡単そうで難しい技術です。

これを、刈上げに応用すると、

安定させるのにかなりの技術が必要になります。

しかし、手は楽になりますね!

刃付け

刃付けはいろいろなやり方があります。

希望を言う事は本当に大切。

上手く伝えられない場合は、どんな使い方をするか

止まる感じの切れ方や逃げる感じの切れ方を伝える事です。

刃付けには、大きく分けて滑らせる(逃げる)研ぎ方と、

止める(スパッと切る、ラインを入れやすい)研ぎ方があります。

オールマイティに研ぐと使う用途によっては使いづらい切れ方になります。

でも、ありですかね。

また、ハサミの形状にもよります。

笹刃のように丸みを帯びた刃で止めて切り方の刃を希望しても刃の形状そのものが逃げる作りなので、これもいまいちの感じになります。

直刃で逃げる刃付けはできます。

しかし、サクサク切る方が向いていますね。

ですが、これでストロークは不向きです… 

柳刃は直刃と笹刃の真ん中的な感覚です。

一番 使用頻度が高いです。

ハサミの購入にはこの当たりを注意するのがよいと思います。

自分が何を求めてハサミを購入するか、

それによって、仕事の質の向上や時間短縮もできます。

間違って買ってしまった場合は、

研ぎ師になんとなくでもいいので刃付けの希望を出すことです。

この場合80点で良しとするのがベストかな。

もしくは、刃の形状を変えてもらって100点を目指すか…

(これは研磨量が多くなりますので刃が細くなります。)

研ぎ師やメーカーによって研ぎ方が変わります

・表刃のみ研ぐ方(研磨量は小さい場合と大きい場合がある)

・ハサミの形状のままがっつり研ぐ

(一回り小さくなる研ぎ方、研磨量は大きいが切れる。メーカーに多い)

・研磨量を最小限におさえて、きちんと表刃と裏刃を研ぐ研ぎ方

(両方を最小限で研ぐので研磨量は小さい)

など、どれが正しいかはありません。技術様の満足度で判断すのが良いと思います。

当店の研ぎでは2か月に一度の研ぎをした場合でも、10年研いでも大丈夫です。

当店ご利用の場合、わからなければご相談にのります。

研磨量は最小限に抑えて表刃と裏刃を研ぎ、良い刃付けをご提供いたします。 

指を切る…

これは、痛い

なら、切らなければ良いですね!

引き切りです!

指を切る、同じ場所を切ります。

そして、タコのようにポッコリ…

それを また切る…

簡単に考えましょうか。

切る理由は

押して切るからです。

関節部分を切る場合はゆびを真っすぐに伸ばす、もしくは指を反ります。

そうすると、指の皮がたるみます。これを切る。

1つの手段としてゆびを反らさず、少し内側に丸める事、

あとは引くようにして切ると目をつぶっても切りません。たぶん…

指の根本を切るのは、ハサミの長さを考えれば切りづらいです。

これも簡単!

引くように切る!絶対切りません。

もしくは、ハサミの刃以上 前に進まず切る。

チョップカットで切るのも

同じです!

引くように切る!

おしゃべり好きな方は、ぜひ 試してください!

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